🌀 はじめに:めまいは“誰でも起こる症状”であり、重大疾患のサインにもなる
「急に天井が回る」「ふわふわする」「立ち上がるとクラッとする」——
こうした“めまい”は、年齢・体質・生活に関係なく誰にでも訪れる。
しかしめまいは、
- 耳(内耳)から発生するもの
- 血圧の問題で起こるもの
- 自律神経の乱れ由来のもの
- 脳梗塞などの重大疾患が背景にあるもの
と、原因が非常に広い。
この記事では、
「一般読者の不安を解消」+「国家試験で狙われる病態整理」+「救急現場での重症判断」
を目的に、めまいを4つの主要タイプに分けて徹底的に整理しました。
もっと医療情報を知りたい方はこちら👉良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?原因・症状・治療を徹底解説【国家試験対策】 — TETSU十郎/救急救命士
もっと医療情報を知りたい方はこちら👉🩺メニエール病とは?原因・症状・治療をわかりやすく解説【救急救命士国家試験対策にも】 — TETSU十郎/救急救命士
めまい専門医が教える「めまい」をスッキリ消す本(二木 隆)
めまいの原因・危険なサイン・受診の目安を、専門医がやさしく解説している一冊です。
「命に関わるめまい」と「良性のめまい」の違いを整理したい方におすすめです。
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「めまいは寝ていても治らない」という視点から、自宅でできるリハビリ体操を詳しく紹介。
再発予防や日常生活でのセルフケアを知りたい方に最適です。
最新版 薬に頼らず自分で治す!めまい・ふらつき(新井 基洋)
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🔥 めまいは大きく4タイプに分けて考えると理解しやすい

めまいは無数の原因があるように見えるが、救急・病院・国家試験ともに4分類で理解するのが基本。
【1】回転性めまい(ぐるぐる回る)
→ 主に 内耳の障害(BPPV・メニエール) が原因
→ 天井や床が回って見える典型的症状
→ 頭を動かした時に悪化する
【2】浮動性めまい(ふわふわ・揺れる)
→ 前庭神経炎、中枢性(脳) などで多い
→ 水面に浮いているような感じ
→ 歩行のふらつきが目立つ
【3】立ちくらみ・失神前めまい
→ 起立性低血圧 の代表
→ 立ち上がった瞬間にクラッとする
→ 脱水・自律神経・薬剤も原因
【4】中枢性めまい
→ 脳梗塞・小脳障害 など命に関わる
→ めまい単独だけでも危険
→ 歩行不能、ろれつ障害、複視などを伴う
🧭 第一章:回転性めまいの王者「BPPV(良性発作性頭位めまい症)」
■ BPPVの特徴
- 天井や視界が回る“回転性”
- 寝返り・起き上がり・上を向く動作で悪化
- 数十秒~1分程度で自然に消失
- 難聴や耳鳴りは基本的にない
■ なぜ起こる?(病態:国家試験対策ポイント)
内耳の中には“耳石”があり、平衡感覚を保つ役目がある。
この耳石が剥がれて三半規管に入り込み、頭の動きで液体が異常に動き、脳に誤った情報が送られて起こる。
👉 耳石器(卵形嚢) → 後半規管迷入 が最も多い。
■ 鑑別ポイント(国家試験・救急共通)
BPPVとメニエールの違いが問われます。
| 特徴 | BPPV | メニエール病 |
| 持続時間 | 数秒〜1分 | 20分以上〜数時間 |
| 耳鳴り・難聴 | ない | あり |
| 眼振 | 頭位で誘発 | 水平方向が多い |
| 吐き気 | 軽度〜中等度 | 強いことが多い |
■ 治療
- エプレイ法(耳石置換法)
- 日常生活での予防:急激な頭位変換を避けましょう。
🔊 第二章:内耳性めまい(メニエール・前庭神経炎)
■ メニエール病
内耳の“内リンパ液”が過剰になり内圧が上昇する状態。
主な症状
- 回転性めまい
- 耳鳴り
- 難聴
- 耳が詰まった感じ(耳閉感)
治療
- 塩分制限
- 利尿薬
- 生活改善(睡眠・ストレス管理)
■ 前庭神経炎
ウイルスが前庭神経に炎症を起こす疾患。
特徴
- 立って歩くとふらつきが大きい
- 突然発症
- 数日〜数週間続く
- 難聴を伴わない → メニエールと鑑別
🩸 第三章:起立性低血圧による“立ちくらみ”

■ 典型的な発症パターン
- 朝起きた時にふらっとする
- 長時間の立位のあとに起こる
- 食後や入浴後も多い
- 脱水・貧血・薬剤でも発生
■ 病態(国家試験ポイント)
急に立つと 血液が下半身に一気に移動
→ 心臓へ戻る血液が一時的に不足
→ 脳血流が落ち、めまい
■ 注意
- 意識が消える“失神”に発展することも
- 高齢者・脱水の人は特に危険
もっと医療情報を知りたい方はこちら👉良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?原因・症状・治療を徹底解説【国家試験対策】 — TETSU十郎/救急救命士
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🧠 第四章:中枢性めまい(脳梗塞・小脳障害)
中枢性めまいは 命に関わるタイプ。
以下が一つでもある場合、即救急要請レベル。
■ 危険サイン
- 激しい頭痛
- ろれつが回らない
- 片側の手足のしびれ・脱力
- 歩けない・倒れる
- 複視(物が二重に見える)
■ 特徴
- 肩や首を動かしても症状が変わらない
- 持続する
- 吐き気が強い
🚑 第五章:救急車を呼ぶべき“危険なめまい”の判断
一般人が最も困るポイントを、救急現場基準で明確化します。
【119推奨(迷う必要なし)】
- 立てない・歩けない
- 激しい頭痛を伴う
- 手足のしびれ・麻痺
- ろれつ障害
- 意識が遠のく
- めまいが数時間続く
- 高血圧・糖尿病・脳疾患がある人の急激な発症
📚 国家試験でよく出る“めまいまとめ語呂”
- 「耳石で 石(いし)ころがって ゴロゴロめまい」 → BPPV
- 「リンパが増えて 耳鳴りメニエール」
- 「立ったらクラッ、血圧が下がる」 → 起立性低血圧
- 「歩けないめまいは脳を疑え」 → 小脳梗塞
📘 まとめ

めまいは誰でも起こる身近な症状でありながら、
- 内耳性
- 血圧性
- 自律神経性
- 中枢性(脳)
と原因範囲が広く、軽症から命に関わるものまで様々。
一般読者には「怖い症状」に感じられ、
国家試験では「病態の整理」が問われ、
救急では「危険サインの見逃し」が最大の課題になります。
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