こんにちは、TETSU十郎です。
今回は【体表から見る人体の構造】について、救急救命士国家試験でよく問われるランドマークや関連臓器を図解付きで解説していきます!
👀そもそも「体表から見る人体の構造」とは?
救急現場では、衣服越しでも身体の部位や臓器の位置を把握し、迅速に評価・処置する必要があります。
そのために重要なのが、体表解剖。
これは「皮膚の上から触れたり見たりできる骨・筋肉・臓器の位置」のことです。
🧍♂️よく出る体表ランドマークまとめ
以下の部位は国家試験や実技で頻出!しっかり覚えておきましょう。
🟦前面のランドマーク
部位 | ポイント |
---|---|
鎖骨 | 静脈路確保・胸郭の区切り |
第2肋骨 | 気管挿管後のチューブ位置確認の基準 |
胸骨 | 胸骨圧迫の位置確認に重要 |
臍(へそ) | 腹部四象限の中心(外傷評価など) |
橈骨動脈 | 意識障害時の脈拍確認ポイント |
🟥背面のランドマーク
部位 | ポイント |
---|---|
C7棘突起 | 頸椎固定の基準点(後頸部の出っ張り) |
肩甲骨下角 | 第7肋骨付近。背部評価の目安に。 |
肋骨脊柱角(CVA) | 腎臓打診で使う。打診痛=腎炎の可能性。 |
📝国家試験でよく出る!演習問題
【問題1】
体表から触知できる構造として正しいのはどれか?
A. 肝臓 B. 小腸 C. 鎖骨 D. 膵臓
→ 答え:C
【問題2】
腎臓の打診ポイントで正しいのは?
A. 肩甲棘 B. 肋骨脊柱角 C. 腸骨稜 D. 頸椎棘突起
→ 答え:B
✍️まとめ:実技にも強くなる「体表解剖」
- 国家試験では「触れる臓器・骨・動脈」の位置を問われる
- 救急現場でも実践力が求められる
- 覚えるときは「見て、触って、図で覚える」のがコツ!