結論:迷ったら#7119、明らかに緊急なら119
まず結論からです。

- 今すぐ命の危険がある・その可能性が高い → 119
- 救急車を呼ぶべきか迷う → #7119
この使い分けが基本です。
#7119は「119を使っていいかどうか」を相談するための窓口であり、119の代わりではありません。
119とは何か
119は、消防・救急の緊急通報番号です。
119を使う場面(事実)
- 意識がない
- 呼吸がおかしい、止まりそう
- 強い胸痛、突然の片側麻痺
- 大量出血、重い外傷
- 明らかに様子が普段と違う
👉 「今すぐ来てほしい」状態のときに使います。
通報を受けると、救急車や消防車が即時出動します。
#7119とは何か
#7119は、各自治体が設置している救急相談窓口です。
#7119の役割(事実)
- 症状を聞き取り
- 医師や看護師、相談員が
- 119通報が必要か
- 早めに医療機関を受診すべきか
- 自宅で様子を見てよいか
を判断・助言します。
👉 原則として、#7119は直接出動しません。
ただし、緊急性が高いと判断された場合は、119に転送されることがあります。
#7119と119の違い【比較表】
| 項目 | #7119 | 119 |
| 目的 | 判断・相談 | 緊急出動 |
| 出動 | 原則なし | あり |
| 対応者 | 医師・看護師等 | 消防(指令員) |
| 使う場面 | 迷ったとき | 明らかに緊急 |
| 結果 | 助言・案内 | 救急車・消防車 |
こんなときは119を使う(具体例)
救急隊目線で見て、ためらわず119を使ってほしい例です。
- 呼びかけに反応しない
- 呼吸が浅い・速い・止まりそう
- 突然の激しい頭痛や胸痛
- 片側の手足が動かない、ろれつが回らない
- 大量出血が止まらない
- 明らかに「いつもと違う」
👉 迷う時間が危険なケースです。
👉 救急要請の判断に迷うケースについては、以下の記事も参考になります。
▶ 救急車を呼ぶか迷ったときの判断基準
https://tetsujurofire.com/2025/12/24/if-youre-unsure-whether-to-call-an-ambulance-be-sure-to-check-this-out/
こんなときは#7119が向いている(具体例)

次のような場面では、#7119が有効です。
- 発熱があるが元気も少しある
- 子どもが夜に急に具合が悪くなった
- 腹痛・嘔吐があるが意識ははっきりしている
- 救急車を呼ぶほどか判断がつかない
- 夜間・休日で受診先が分からない
👉 「呼ぶか迷う」こと自体が、#7119を使う理由です。
👉 夜間・休日の体調変化や相談先については、こちらの記事もあわせて読むと理解が深まります。
▶ 救急相談窓口の役割と注意点
夜間・休日に「病院に行くべきか迷う症状」完全ガイド — TETSU十郎/救急救命士/防災士
救急隊目線で伝えたい大事なこと
「呼んでいいのかな?」は間違いではない
現場ではよく、
こんなことで呼んでよかったんですか?
と聞かれます。
結論から言うと、
迷っている時点で#7119を使うのは正しい行動です。
また、119通報も
- 結果的に軽症だった
という理由で責められることはありません。
📘 家庭で役立つ 応急手当・救急対応ハンドブック
夜間や休日など、すぐに医療機関へ相談できない場面で、
「今すぐ119番か」「まず何をすべきか」を、
一般の方向けにわかりやすくまとめた実用書です。
イラストや具体例が多く、
高齢者・子ども・家族の急変時を想定した内容のため、
家庭に一冊置いておくと、
判断に迷ったときの支えになります。
🩹 家庭用 救急セット(応急対応・防災兼用)
出血や転倒、体調不良など、
救急車が到着するまでの間に必要な物品が
ひと通りそろった家庭用の救急セットです。
「何もできない状態」を避けるための備えとして、
自宅・車・防災用品と一緒に準備しておくことで、
落ち着いた初期対応につながります。
📞 ワンタッチ緊急通報ボタン(高齢者・家族向け)
体調の急変時に、
ボタン一つで家族や登録先に通知できる
簡易型の緊急通報デバイスです。
一人暮らしの高齢者や、
夜間に体調を崩しやすい方がいる家庭では、
「気づくのが遅れる」リスクを下げる補助的な備えになります。
※本記事で紹介している書籍・物品は、
診断や治療を目的としたものではありません。
症状に不安がある場合や、強い苦しさ・異変がある場合は、
使用の有無に関わらず、医療機関の受診や119番通報を優先してください。
よくある誤解
誤解①「#7119は全国共通」
→ 違います。
実施していない地域もあります。
誤解②「#7119は救急車を呼ぶ番号」
→ 違います。
あくまで相談窓口です。
誤解③「迷ったら様子を見る」
→ それが一番危険な場合もあります。
#7119が使えないときは?
- お住まいの自治体の救急相談窓口
- 消防本部の案内番号
- それでも判断できない場合は119
👉 「相談できない=我慢」ではありません。
👉 呼吸状態や意識状態の評価については、以下の記事も関連します。
▶ CO₂ナルコーシスとは?原因と救急現場での評価
https://tetsujurofire.com/2025/04/16/co2-narcosis/
救急隊としての本音
救急隊が一番困るのは、
- 本当は危険なのに
- 「迷ったから」「怒られそうだから」
と通報が遅れることです。
命に関わるかもしれないと感じたら、119。
迷ったら、#7119。
これを覚えておいてください。
まとめ

- #7119:迷ったときの相談窓口
- 119:明らかに緊急なときの通報
- 迷うこと自体は間違いではない
- 判断に困ったら、相談していい
補足
本記事は、救急隊の実務経験および各自治体が公開している救急相談窓口(#7119)の運用内容を基に作成しています。
📘 家庭で役立つ 応急手当・救急対応ハンドブック
夜間や休日など、すぐに医療機関へ相談できない場面で、
「今すぐ119番か」「まず何をすべきか」を、
一般の方向けにわかりやすくまとめた実用書です。
イラストや具体例が多く、
高齢者・子ども・家族の急変時を想定した内容のため、
家庭に一冊置いておくと、
判断に迷ったときの支えになります。
🩹 家庭用 救急セット(応急対応・防災兼用)
出血や転倒、体調不良など、
救急車が到着するまでの間に必要な物品が
ひと通りそろった家庭用の救急セットです。
「何もできない状態」を避けるための備えとして、
自宅・車・防災用品と一緒に準備しておくことで、
落ち着いた初期対応につながります。
📞 ワンタッチ緊急通報ボタン(高齢者・家族向け)
体調の急変時に、
ボタン一つで家族や登録先に通知できる
簡易型の緊急通報デバイスです。
一人暮らしの高齢者や、
夜間に体調を崩しやすい方がいる家庭では、
「気づくのが遅れる」リスクを下げる補助的な備えになります。
※本記事で紹介している書籍・物品は、
診断や治療を目的としたものではありません。
症状に不安がある場合や、強い苦しさ・異変がある場合は、
使用の有無に関わらず、医療機関の受診や119番通報を優先してください。
根拠・参考リンク(公的情報)
本記事は、以下の公的機関・自治体・医療情報を根拠として作成しています。
① #7119(救急相談窓口)について
- 総務省消防庁
救急相談窓口(#7119)について
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate002.html - 東京消防庁
救急相談センター(#7119)
「#7119」東京消防庁救急相談センター・東京版救急受診ガイド | 東京消防庁
※ #7119は自治体ごとに運用が異なり、未実施地域があることが明示されています。
② 119番通報の位置づけ
- 総務省消防庁
119番通報の適正利用
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/
③ 救急要請の判断に関する一般向け情報
- 東京消防庁
救急車を呼ぶか迷ったときの判断目安
利用規約|東京版 救急受診ガイド|東京消防庁
本記事は、総務省消防庁および各自治体が公開している救急相談窓口(#7119)に関する公的情報と、救急隊の実務経験に基づき作成しています。


