【救急救命士が解説】鼻血が止まらない!正しい止め方と病院を受診する目安

鼻血が出たら慌てないで!多くは正しい止血で止まります

突然、鼻血が出ると驚いてしまいますよね。

「上を向いた方がいい?」
「ティッシュを鼻に詰めればいい?」
「救急車を呼んだ方がいいの?」

このように迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。

実際には、ほとんどの鼻血は自宅で適切に止血することで改善します。しかし、中には病院での治療が必要なケースや、重大な病気が隠れている場合もあります。

この記事では、救急救命士の視点から、

  • 鼻血が出る原因
  • 正しい止血方法
  • やってはいけない対処法
  • 病院を受診する目安

について分かりやすく解説します。


なぜ鼻血は出るの?

鼻の入り口から少し奥には、「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる場所があります。

ここは細い血管がたくさん集まっており、鼻をこすったり、乾燥したり、くしゃみをしただけでも傷つきやすい部分です。

特に次のような状況では鼻血が起こりやすくなります。

  • 鼻を強くかんだ
  • 鼻をほじった
  • 空気が乾燥している
  • アレルギー性鼻炎
  • 風邪による炎症
  • 子どもが指で鼻を触る

このような原因による鼻血は、多くの場合、落ち着いて止血すれば自然に止まります。


鼻血が出たときの正しい止め方

鼻血が出たら、まずは落ち着いて次の手順で対応しましょう。

少し前かがみになる

顔を少し前に傾けます。

上を向いてしまうと、血液が喉へ流れ込み、

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • むせる

などの原因になるため、おすすめできません。


小鼻をしっかりつまむ

親指と人差し指で、小鼻の柔らかい部分をしっかり圧迫します。

骨の部分ではなく、柔らかい部分を押さえることがポイントです。

圧迫することで、出血している血管を直接押さえ、止血しやすくなります。


③ 10~15分間、押さえ続ける

途中で「止まったかな?」と何度も確認すると、でき始めた血の塊(血餅)が剥がれ、再び出血することがあります。

時計を見ながら、10~15分間はそのまま圧迫を続けましょう。


鼻の付け根を冷やしてもよい

保冷剤や冷たいタオルを鼻や頬のあたりに当てると、不快感が和らぐことがあります。

ただし、冷やすだけでは止血できません。

最も大切なのは、小鼻をしっかり圧迫することです。


やってはいけない対処法

昔から伝えられている方法の中には、現在では勧められていないものもあります。

上を向く

血液が喉へ流れ込み、吐き気や嘔吐の原因になります。


鼻にティッシュを奥まで詰め込む

ティッシュを深く詰めると、止血できないだけでなく、取り出す際に血の塊が剥がれて再出血することがあります。

鼻血が出たら、まずは前かがみになり、小鼻を10~15分間しっかり圧迫することを優先しましょう。

病院を受診した方がよい鼻血とは?

ほとんどの鼻血は自宅で止血できますが、中には医療機関での診察や治療が必要になる場合があります。

次のような場合は、早めに耳鼻咽喉科や救急外来の受診を検討しましょう。

① 20分以上圧迫しても止まらない

正しい方法で小鼻を10~15分間圧迫しても止まらない場合は、さらに圧迫を続けても改善しないことがあります。

20分以上出血が続く場合は、医療機関で止血処置が必要になる可能性があります。


出血量が多い

ティッシュがすぐ真っ赤になるほどの大量出血や、血液が次々と流れ出る場合は注意が必要です。

大量に出血すると、めまいや立ちくらみを起こすことがあります。


鼻血を何度も繰り返す

数日から数週間の間に何度も鼻血が出る場合は、鼻の炎症や血管の異常だけでなく、全身の病気が関係していることもあります。

自己判断せず、一度医療機関で相談しましょう。


頭や顔を強くぶつけた後の鼻血

転倒や交通事故などで頭部や顔面を強く打った後に鼻血が出た場合は、単なる鼻血ではなく、鼻の骨折や顔面骨骨折などの外傷を伴っている可能性があります。

頭痛や意識障害、繰り返す嘔吐などを伴う場合は、速やかな受診が必要です。


血液をサラサラにする薬を飲んでいる

抗凝固薬や抗血小板薬を服用している方は、出血が止まりにくくなることがあります。

圧迫しても止まりにくい場合は、早めに医療機関へ相談してください。


119番通報を考えるべき危険な鼻血

鼻血だけで救急車が必要になるケースは多くありません。

しかし、次のような症状を伴う場合は、緊急性が高い可能性があります。

  • 意識がもうろうとしている
  • 呼びかけへの反応が悪い
  • 大量出血が続いている
  • 顔色が悪く、冷や汗をかいている
  • めまいや失神を起こした
  • 頭部外傷や交通事故の後に鼻血が出た
  • 呼吸が苦しそう、血液が喉へ大量に流れ込んでいる

このような場合は、ためらわず119番通報を検討してください。

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🛠 学習を深めるヒント

  • テキストを「読む」より「つくる」:章末まとめを自分で図解・カード化すると理解が定着します。
  • 間違いの振り返り:問題集は“なぜ間違えたか”を書き出して次に活かしましょう。
  • 反復教材を活用:Deru-Qや〇×問題集は、通勤・休憩時間の“繰り返し”用に。
  • 模試形式の練習:本番同様に時間を計り、“試験モード”の集中力を養う。
  • 気分転換教材を1冊:語呂・イラスト系参考書を加えて「継続しやすい環境」をつくる。

子どもの鼻血で注意するポイント

子どもの鼻血は、大人よりも珍しくありません。

特に、鼻を触る癖や乾燥、風邪、アレルギー性鼻炎などが原因で起こることが多く、多くは落ち着いて止血すれば改善します。

一方で、

  • 出血がなかなか止まらない
  • 短期間に何度も繰り返す
  • 顔色が悪い
  • 元気がない

といった場合は、小児科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。


高血圧だと鼻血が出やすい?

「鼻血は高血圧が原因」と思われがちですが、高血圧そのものが鼻血の直接の原因とは限りません。

ただし、高血圧があると出血した際に止まりにくくなる可能性があると考えられています。

鼻血が繰り返し起こる場合や、血圧が高い状態が続いている場合は、鼻血だけでなく血圧の管理についても医師に相談すると安心です。

鼻血でよくある質問(FAQ)

Q1. 鼻血が止まった後、お風呂に入っても大丈夫ですか?

鼻血が止まった直後は、できるだけ安静に過ごしましょう。

熱いお風呂やサウナ、激しい運動、飲酒は血流が増えて再出血しやすくなるため、当日は控えるのがおすすめです。


Q2. 鼻血が止まった後に鼻をかんでもいいですか?

鼻を強くかむと、でき始めた血の塊(血餅)が剥がれ、再び出血することがあります。

鼻血が止まった後もしばらくは強く鼻をかまず、鼻を触ることも避けましょう。


Q3. 鼻にティッシュを詰めてもいいですか?

ティッシュを鼻の奥まで詰めることはおすすめできません。

取り出す際に血餅が剥がれ、再出血する原因になることがあります。

鼻血が出た場合は、前かがみになって小鼻を10~15分間圧迫することが基本です。


Q4. 鼻血が出たら上を向いた方がいいですか?

いいえ。

上を向くと血液が喉へ流れ込み、吐き気や嘔吐、むせ込みの原因になります。

少し前かがみになり、小鼻を圧迫して止血しましょう。


Q5. 鼻血は救急車を呼ぶべきですか?

ほとんどの鼻血は自宅で対応できます。

しかし、

  • 大量出血が続く
  • 意識がもうろうとしている
  • めまいや失神がある
  • 頭部外傷の後に鼻血が出た
  • 圧迫しても20分以上止まらない

などの場合は、早めの受診や119番通報を検討してください。


まとめ

鼻血が出ると驚いてしまいますが、多くは落ち着いて対応すれば止血できます。

まずは次のポイントを思い出してください。

  • 少し前かがみになる
  • 小鼻をしっかり圧迫する
  • 10~15分間は途中で確認せず押さえ続ける
  • 上を向かない
  • ティッシュを鼻の奥まで詰めない

一方で、20分以上止まらない場合や大量出血、頭部外傷後の鼻血、意識障害などを伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

鼻血は身近な症状ですが、まれに重い病気や外傷が隠れていることもあります。不安な場合は無理に様子を見続けず、医療機関へ相談することが大切です。


参考文献

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🛠 学習を深めるヒント

  • テキストを「読む」より「つくる」:章末まとめを自分で図解・カード化すると理解が定着します。
  • 間違いの振り返り:問題集は“なぜ間違えたか”を書き出して次に活かしましょう。
  • 反復教材を活用:Deru-Qや〇×問題集は、通勤・休憩時間の“繰り返し”用に。
  • 模試形式の練習:本番同様に時間を計り、“試験モード”の集中力を養う。
  • 気分転換教材を1冊:語呂・イラスト系参考書を加えて「継続しやすい環境」をつくる。